工程1:漆
  • 漆かき
  • 精漆(せいしつ)
    1. 撹拌(かくはん)
      撹拌機の中に漆の原液を入れて熱を加えると、漆液は粘度の少ない液状になります。そこへ屑綿を入れて、漆液と綿とを十分に混ぜ合わせます。
    2. あらごし
      十分に混ぜ合わされた漆液と綿を遠心分離機移して回転させると、漆液がろ過されて精製生漆(きうるし)となって出てきます。原液に混ざっていた不純物は綿に吸着し、遠心分離機内に残ります。
    3. なやし
      ろ過された生漆をくろめ機(内部に回転撹拌装置のある槽と、槽内を約40℃に加熱できる電気熱風機とで構成)の槽内に入れて、生漆の精製目的に応じて約30分〜2時間熱を加えず撹拌します。これを「なやし」とよび、漆の粘度や塗膜の光沢を調整します。
    4. くろめ
      なやしの工程をへた生漆を、さらに「くろめ機」によって撹拌しながら加熱すると、水分が蒸発して4〜5時間後には漆液が70〜80%の量になり、コーヒー色状の半透明となります。こうしてでき上がった漆を透漆(すきうるし)といいます。また、鉄粉などを加えて処理し、黒色に着色したものを黒漆(くろうるし)といいます。くろめの仕上がり状態の判断は、ガラス板の上に漆を塗り、その透明度と色合いによって判断します。
    5. こしあげ
      くろめの作業が終った漆をこし紙(吉野紙)でこします。

    工程2:木地
  • 木地=曲物木地(まげものきじ)側面の板を円形または随円形等に曲げて作る木地(丸盆・茶櫃・湯筒・飯櫃など)
    1. 製材 原木を所要の長さに切断します。
    2. 割小羽(わりこば) 切断した原木を四ッ割りにします。つぎに材木を割った面の木目に従い6〜9@の厚さに割小羽(へぎ)鎌をもって削ぎ割るか、または薄いものは電気ノコギリで挽いて板取りします。
    3. 乾燥 屋外に立てならべ、約2ヶ月程度乾燥します。
    4. 水浸し 約一昼夜水槽の水に浸した後、2日〜3日間自然乾燥させて、しなやかに削り易くします。
    5. 中仕上げ 電気カンナで荒削りし、ついで手カンナで仕上げ削りします。
    6. 合わせ目削り 両端の曲げ合わせ接着面を斜めに削ります。
    7. 水浸し 約一昼夜水に浸し、木質を柔軟にしまげ易くします。
    8. 曲げ 濡れたままの板を円形に曲げるには、丸太で作った木型(コロガシ)にあわせて曲げます。また、くつわ型、小判型等に曲げるには、別の板で曲げ型を作り、これに合わせて曲げます。曲げにくい場合には熱湯をかけて、さらに柔らかくして曲げることもあります。
    9. 乾燥 曲げた両端を重ね合わせて、はさみ具とヒモで固定し、2日〜3日間自然乾燥させます。
    10. 接着 乾燥後はさみ具やヒモを取り外して、成形された縁板(ふちいた)の重ね合わせ部分に、ヘラでおし糊(漆と糊を混ぜ合わせたもの)または漆を塗って接着させる。そして再び、はさみ具やヒモなどで固定して2日〜3日間自然乾燥させます。
    11. 胴仕上げ 乾燥後、はさみ具やヒモを取り外し、その合わせた部分の厚さを他の部分と均などになるように、その外側を切台カンナで削ります。
    12. 底板木取り 底板に使用する板は製品の形に応じて、大きめに丸ノコで木取りします。
    13. 底板削り 電気カンナによって仕上げ削りの余裕を残して粗削りをします。
    14. 底板中仕上げ 平カンナによって、中仕上げ削りをします。
    15. 底板仕上げ 中仕上げした板は底板の原形で形を取り、糸ノコで切り抜いてから切台カンナで削り、型どおりの底板に仕上げます。
    16. 組立て 底板を縁板の内側にはめこみます。品物によっては底板をはめ込まず、縁板の外側に接着します。次に底板と縁板との接合部にコクソ漆を付けて、2日〜3日間自然乾燥させます。
    17. 総仕上げ 組立て乾燥後、切台カンナで裏面の縁を削りならすか、上縁を削るなどして、高さをそろえます。次に「さし」(定規)で上縁の直径をはかり、ゆがみがあれば手で強くおして整形します。

  • 木地=指物木地(さしものきじ)角物木地ともいい、板の組合わせにより作る木地(御膳・硯箱・重箱・箸箱など)。
    1. 製材 原木をそれぞれ、製品の寸法に応じ切断して板取りします。
    2. 乾燥 屋外で材木を1枚ずつ立て並べ、日当たりや風通しを良くして半年以上、さらに3ヶ月以上倉庫内で自然乾燥させます。乾燥中に狂いが生じた物は使用しません。
    3. 木取り 乾燥させた板は、それぞれの製品の寸法により板目、柾目などに合わせて木取りします。
    4. 荒削り カンナで製品の各部品の寸法に合わせて、中仕上げの余裕を残しながら荒削りします。
    5. 中仕上げ削り 荒削りしたものを中カンナで削り、中仕上げをします。
    6. 仕上げ削り 仕上げカンナで仕上げ削りをします。
    7. 組み立て 仕上げ削りされた各部の板を組み合わせ、木釘やコクソ漆(漆と米糊とを半々に混合し、その目方の25%の木粉を加え練り合わせたもの)を使って接着し組み立てます。また、接着部分が剥離する恐れのあるものは、ヒモやゴム輪で固定し一昼夜以上自然乾燥させます。
    8. 立木づけ 角が丸くなる製品の場合には組み立てた内側の角(隅)に立木板をコクソ漆で接着し乾燥後、この部分を寸法にあわせてノコギリなどで角を丸くするように切り取ります。
    9. 総仕上げ それぞれの部分の形状に応じて適当なカンナを使って、全体的な形に削り整えて総仕上げをします。

  • 木地=朴木地(ほうきじ)曲線を持たせた花台の脚など、彫刻技術によって作る木地(盛器・花器・置物・座卓の脚など)。材料に朴の木を多用するためこの名前がつきました。
    1. 製材 原木をそれぞれ、製品の寸法に応じ切断して板取りします。
    2. 乾燥 屋外で材木を1枚ずつ立て並べ、日当たりや風通しを良くして半年以上置き、さらに3ヶ月以上倉庫内で自然乾燥させます。乾燥中に狂いが生じた物は使用しません。
    3. 形取り 製品各部分の図面を作ります。
    4. 木取り 部分の形や寸法を図面に合わせて木取りします。
    5. 荒削り 木取りしたものは仕上げ削りのことを考え、余裕を残して電気カンナで荒削りをします。また小さいものは平カンナで削ります。
    6. 中仕上げ削り ノミ、小刀を使い部分品の形を彫り出し、その形状に応じた型の手カンナで削って荒型を作ります。
    7. 仕上げ削り ノミ、小刀、手カンナで細部を削り図面どおりの部品に仕上げます。
    8. 組立て 各部品の組立てをした後、ヘラを使ってコクソ漆で接着し、2〜3日間自然乾燥させます。
    9. むら仕上げ 木肌を点検しながら、小刀、手カンナを使い、なめらかに削って仕上げます。
    10. 総仕上げ 細かいサンドペーパーで全体を磨き上げます。

  • 木地=椀木地(わんきじ)ロクロの回転を利用して、カンナで円形に内側、外側を削りだして(挽く)作る木地(椀・菓子鉢・茶托・丸盆など)。量産可能な技術です。
    1. 製材 よく枯らした原木を製品の大きさに応じて輪切りにします。
    2. 型取り 輪切りにした用材を、でき上がる椀の寸法より大きめに裁断します。
    3. 荒型 椀の外側・内側をおおまかな形に削ります。
    4. 燻煙(くんえん)乾燥 作業小屋の屋根裏に荒型をならべ、下から木屑などを燃やして煙で燻しながら半年間乾燥させます。
    5. 乾燥調整 燻煙乾燥したものを倉庫に収納し、さらに数ヶ月から1年間程自然乾燥させ、狂いがないようにします(含水率14%〜15%程度)。
    6. 荒挽き ロクロの先端に荒型を固定し、ロクロを回転させながらカンナで型の内側から外側にかけて、仕上がりより一回り大きめに挽きます。
    7. 外挽き 細カンナで型の外側を定規などで椀の高さや形を測りながら挽き上げます。
    8. 内挽き 「内見棒」(つっこみ)で椀の深さを確かめながら、細カンナで挽きます。
    9. 底挽き 椀の糸底を細カンナで形を整えながら挽き上げます。

    工程3:塗装工程
  • 漆を塗ることを「きゅう漆(しつ)」ともいいます。生漆をおしみなく多量に使うことは、輪島塗の特色のひとつです。工程は原則として下地、中塗、上塗の順で行われます。きゅう漆の工程は20〜37工程以上に及び、通常は半年から1年程かかります。

    1. 切彫り(きれぼり) 木地の接合部や亀裂など、木地の補強を要する部分を小刀で浅く彫ります。
    2. 刻苧(こくそ) 切彫りした所に、ヘラで刻苧(生漆とケヤキの粉と少量の米糊を混ぜたもの)を埋めて平らにし、傷を補修します。一度で埋まらない場合は、数回繰り返します。この作業は完成後に、木地の接合部や亀裂の後が塗面に現れるのを防ぐためのものです。
    3. 木地磨き 塗りかさねる漆の接着をよくするために、木地の上縁、角の部分などを鮫皮で磨き、さらに全面をサンドペーパーで磨きます。
    4. 木地固め 木地面に生漆をヘラや刷毛で薄く塗って布で拭き、木地の吸水性を防止します。
    5. 布着せ 着せ物漆(生漆と米糊とを混ぜたもの)を用いて、器物の破損しやすいところに麻布や寒冷紗(かんれいしゃ)などの布を貼着して補強します。そして、指先で布をなでつけ完全密着させます。上級品は器物全体に布着せをします(総布着せ)。器物の強度を増すこの技術は、輪島塗の重要な工程の一つです。
    6. 布削り 乾燥後、布の重ね合わせ部分や布目の高低のある部分を小刀で削り平滑にします。
    7. 惣身(そうみ)付け 木地と布着せ面との境をなくすために、惣身漆(惣身粉とよぶケヤキの木粉を煎り炭化させたものと、生漆、米糊を混ぜたもの)をヘラで塗り平にします。
    8. 惣身みがき 乾固してから砥石で全面を空研ぎして平にし、次に塗る一辺地漆が付着しやすいようにします。挽き物の研ぎはロクロを使用します。
    9. 合わせ漆(米糊と生漆をほぼ等量に練り合わせたもの)70%と一辺地用地の粉(粗い粉)30%の割合に練り合わせた下地漆を、面ごとに何回かに分けてヘラで下地付けします。とくに上縁には強度を増すために生漆を桧皮ヘラで塗ります。これは地縁(じぶち)引きとよぶ輪島塗伝統の技法で、以下二辺地、三辺地付けも同様にこれを行います。
    10. 空(から)研ぎ 一辺地が乾いたら、荒砥石で軽く空研ぎし、二辺地漆が付着しやすいようにします。次に粉塵をよく払い取ります。挽きもの研ぎはロクロを使用します。
    11. 二辺地付け 合わせ漆65%と二辺地用地の粉(一辺地より細かいもの)35%重量比で練り合わせた下地漆を、H工程と同様の手順でヘラ付けします。
    12. 空(から)研ぎ 乾固後、水ペーパーでI工程と同様にから研ぎします。
    13. 三辺地付け 合わせ漆70%と三辺地用地の粉(二辺地より細かい)30%重量比で練り合わせた下地漆を、H工程と同様の手順でヘラ付けします。
    14. 地研ぎ 三辺地が充分乾いた後、砥石で水研ぎをします。面や角をていねいに丸め、器物の正確な形に研ぎあげます。挽き物の砥ぎはロクロを使用します。
    15. 中塗透き中漆を中塗刷毛で下地面へ薄く塗り、ホコリがかからないように塗師風呂(杉板で作られた陰室のことで、内側に霧を吹いて適度な湿度を保たせる)に入れ、1昼夜以上乾燥させます(塗師風呂の条件は温度20℃、湿度80%が規準)。
    16. 錆(さび)さらい 中塗漆の乾燥後、中塗面の大きな節(ごみなど)を外カンナなどで、軽く木目方向に削り取ります。塗面にくぼんだ部分があれば、錆漆(砥の粉を水で練り、生漆などを適量に加え練り合わせたもの)をヘラで埋めて、約1昼夜乾燥させます。
    17. 拵(こしら)えもの(中塗研ぎ) 錆付が乾固してから青砥石や駿河炭で、塗面全体を平滑になるまで水研ぎします。椀の研ぎ作業はロクロを使って行います。
    18. 小中(こなか)塗 再び、刷毛を使って中塗漆を全面に塗り(N工程と同様)、塗師風呂へ入れて乾かします。
    19. 小中研ぎ(拭き上げ) 小中塗が乾燥後、駿河炭で平らになるまで水研ぎします。
    20. 拭(ふ)き上げ 小中研ぎしたものをもう一度、青砥石や駿河炭で全体を精密に研ぎ、不純物の付着を除去し布でふきます。これから後は、手の油分がつくと仕上がりが悪くなるため、素手でさわることは厳禁です。
    21. 上塗 上塗をするにはホコリが禁物です。作業はホコリのたたない塗師蔵(土蔵)や外気を遮断した場所で行います。中塗面のホコリを刷毛や鳥羽根で除去し、輪島独特の毛の長い薄形の上塗刷毛で上塗漆を塗ります。むらを残さないように適度の厚さに塗ることがコツです。手順は製品の種類によって異なりますが、器物の内部と外部を二度に分けて塗り上げます。また各部分を違った色に塗り分けする場合も、色ごとに塗りと乾燥を繰り返します。作業中についたホコリ(ふしという)をふし上げ棒(竹で作り、先端を尖らせた細い棒)で取り除きます。
       塗ったものはホコリが付かないように注意し、塗師風呂に納めて乾燥させます。塗師風呂には自動回転装置が備わっており、塗面の漆が垂れるのを防ぎ均一な厚さになるように、一定時間回転させながら乾燥させています。

    工程4:加飾
  • 呂色(ろいろ)
    水で濡らしたように、艶やかに漆器の面を磨きあげる技法が呂色工程で、磨き上げられた漆器の表面は深い色合いに輝きを増します。輪島では呂色業が独立しており、研ぎ出し艶上げのほか、乾漆塗、梨地(なしじ)塗など、さまざまな変わり塗の工程も行います。
    1. 呂色研ぎ 呂色する塗面を研ぎ炭で平らに水研ぎします。
    2. 胴ずり 油で練った砥の粉を布につけて、研ぎ面を磨き上げます。
    3. 拭き上げ 胴ずりの時の油分や不純物を除くために水拭きをして、セーム皮や柔らかい布で拭き上げ、ホコリがつかないように風呂にいれます。
    4. 摺(す)り漆 上質の1級生漆を綿につけ、研ぎ面に塗った後、柔らかな和紙で適度に拭き取り塗師風呂に納め乾燥します。塗りの状態により摺り漆を2回くり返すこともあります。
    5. 一回目艶上げ 種油を含ませた綿で軽く塗面をこすり、角の粉又はチタニウムを少量ずつ指先の腹につけて磨き、また手のひらで広くこすって磨きます。
    6. 二回目すり漆 C工程同様の方法で摺り漆をします。
    7. 二回目艶上げ D工程同様の方法で摺り漆をします。
    8. 化粧ずり E工程同様の方法で摺り漆をします。
    9. 化粧艶上げ F工程同様の方法で摺り漆をします。

  • 蒔絵(まきえ)
    蒔絵とは漆で絵を描いて、その漆が乾かないうちに金や銀の細かな粉を蒔き付けて、金色や銀色の絵を描く加飾技法のことで、平蒔絵、高蒔絵、研ぎ出し蒔絵等の種類があります。輪島では、文政年間会津の蒔絵師安吉がその技法を伝えたといわれています。
    1. 下絵 置目紙(美濃和紙などの薄紙)に細かく下絵を描きます。
    2. 置目 置目紙の裏面から透けて見える下絵をベンガラで着色した漆を筆に付け線描きします。この線描きした面を漆器に押し当てヘラで軽く紙面をしごき下絵を転写し、チタニウムを蒔き付け置目をします。
    3. 線描き・地塗り 絵漆(透き呂色漆に紅ガラを練り合わせ樟脳油で調整したもの)で型のとおり線描き筆で輪郭を描き、輪郭内を地塗り筆で塗り込みます。
    4. 粉蒔(ふんま)き 漆が半乾き程になったら、紛筒に入れた金粉を文様の回りに蒔きます。この時、中指で軽く筒をたたきながら金粉の量を調節します。蒔いた金粉を文様の外側から内側に向かって毛棒で掃くように飛ばすと、漆絵に金粉が付着します。文様ごとにCまでの工程を繰り返して完成させます。
    5. 摺(す)り漆(2回) 充分乾燥してから余分に付いている金粉を真綿で軽く拭き取り、次に文様面の金粉を固着させるために、樟脳(しょうのう)油で薄めた生漆を脱脂綿につけて軽くすりこみます。次に柔らかい和紙で余分な漆を拭き取り、漆風呂で約12時間乾燥させた後、さらに1回摺り漆をして12時間以上乾燥させます。
    6. 磨き上げ 乾燥後に脱脂綿に少量の種油をつけ、摺り漆面を軽く磨き、次に指の腹に角粉またはチタニウムをつけて金の表面を磨き上げます。

  • 沈金(ちんきん)
    沈金は漆塗の肌をノミ(沈金用の刀)で彫り、彫ったところへ金箔や金粉を入れて絵を描く技術で、輪島の大工五郎兵衛が創設したと伝えられています。ノミで彫るには下地が厚く丈夫な輪島塗が最も適しており、それゆえに発達した加飾技法です。長い伝統の中で沈金ノミの改良や、新技法の開発に創意工夫が重ねられ、日本を代表する優秀な沈金技術が確立しました。

    1. 下絵 置目紙(美濃紙等の薄紙)に墨でもって面相筆を使い細かく下絵を描きます。
    2. 置目 水溶きしたチタニウムを筆に付けて、置目紙の裏面から透けて見える下絵をなぞって線描きします。この線描きした面を漆器に押し当てヘラで軽く紙面をしごき下絵を転写します。
    3. 素彫り 漆器に写した下絵に沿ってノミで先ず輪郭を彫り、次に細部にわたり線彫りまたは点彫りをします。
    4. 漆の摺り込み 透き呂色漆を素彫りした模様の部分にすり込んだ後、すぐ和紙で素彫り以外の面の漆をきれいに拭き取ります。
    5. 箔置(はくおき) 金箔をタンポ状にした真綿で、素彫りされた溝の中へ強くたたきこんで密着させます。
    6. 乾燥 水に湿した木綿布を箔置きした部分にかぶせ、約1時間程湿気を与えて乾燥させます。
    7. 仕上 文様以外に付着した余分な箔を和紙で拭き取り仕上げます。

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