中塗のようす
この部屋は、ふだん人がほとんど入れません。上塗する人が静かにゴミやほこりを出さないように仕事をしています。
上塗机上
色々な太さの刷毛を塗る場所によって使い分けます。
くず切れ入れの中を塗っています(中の場合「管」をつけず、回転風呂に入れない)。手がえり(手でひっくりかえす方法)で漆のたれを防ぎます。
慈恵のお父さんが今日は上塗をしています。上塗中はとても緊張した顔のお父さんです。
塗って数日たった後は、塗風呂で湿気によって数日乾かします。
上塗後、
ふしあげ棒
でふし(ゴミ)を取り回転風呂に入れます。入れる時もほこりが立たぬよう静かに息を止めて入れます。
大きさは、右と左に分かれていますが、巾2間(360cm)、奥行き1間(180cm)。とても大きく高さも高く私の勉強部屋にも十分になる大きさです。風呂は漆を塗ってあります。この風呂が塗物を乾かすための命です。
時々この部屋に入ってしかられます。そのときのお父さんはとてもこわいよ。
回転風呂のスイッチです。時間もこれで調整します。
風呂に入れた塗物が回ります。設定した時間で動きます(5分〜10分間隔)。
180゜回転してこのようになる。
加飾