何十丁もの
カンナを使い分け
曲物師は
くせもの師。
蔵田さんは"丸い形をした輪島塗"の土台をつくる曲物師。薄く加工した板を丸く成形した後、つなぎ目や木地の表面をカンナで削り、厚みや大きさを整えていきます。薄い板は折れやすく、一品一品が真剣勝負です。お弁当箱一つとっても、まん丸いものから小判型までいろいろ。30丁以上のカンナを使い分けて、形を美しく仕上げることが職人の腕の見せどころです。また、いい曲げ物をつくるには「材料選びが大事」と蔵田さん。曲物師としての技はもちろん、材料となるアテの木の見極め方も次の世代へ伝えていきたいと考えています。
蔵田木工所
石川県輪島市二勢町50-6
TEL: 0768-22-8510
定休日: 日
※訪問前に事前にご連絡ください。