漆研ぐ炭を濡らすや
水温む
さつき
よっていかんけ
漆との出あい
2代目の浅見登志夫さんは塗りの職人。漆を塗り重ねる際、その都度丁寧に乾かすことで輪島塗を美しく、強く仕上げることができるといいます。漆は気候や湿度によって乾き方が変わるため、加減が大切。「この仕事を始めて50年、いまだに漆はいうことをきかない。1回1回が真剣勝負やからおもしろい」と笑う登志夫さん。のれんの「漆研ぐ 炭を濡らすや 水温む」は登志夫さんのお母様さつきさんが詠んだ句で、「漆を研ぐ炭を濡らす水が温かく感じ、春を感じる」という意味です。
浅見漆器店
石川県輪島市河井町15-13
TEL: 0768-22-0450
定休日: なし
時間: 10:00~16:00