沈金の魚拓
一彫に込めて
釣り人の喜びを
描きたいんや
ノミで漆を彫り、金粉・銀粉をのせて模様を描く沈金師の前古孝人さん。お客様からの要望を受けて、四季折々の草花や鳥、魚など多彩な模様を描き出しています。その繊細で高い技術で、難しい依頼にも応えてきました。「釣りの大会の賞品として沈金の魚拓をつくったり、料理人の包丁に模様を入れることもあります。輪島へ新婚旅行に来た時に買った30年前の椀を修理してほしいという依頼もありました」と孝人さん。沈金を通して使い手の大切な思いにふれることがうれしく、守っていくことが誇りだと言います。
沈金工房 前古
石川県輪島市河井町5-41-3
TEL: 0768-22-3104
定休日: 日
要予約