<輪島塗のしくみ>

輪島塗は 石川県輪島市で生産される漆器です。
国の重要無形文化財としてしていされています。

輪島塗の特徴は、下地塗りで「布着せ」(壊れやすい部分に布を貼って補強する)をするところと、下地漆に「地の粉」といわれる珪藻土を混ぜた漆を使うところにあります。堅牢な漆器である秘密は、表面からでは見えないところに発揮される、職人の技にあるのです。そのほか「研ぐ」「磨く」などにも職人の丁寧な仕事が施され、ひとつの輪島塗の漆器をつくる手数は100以上とも。
そんな手間のかかる輪島塗は、それぞれの工程を専門の職人たちが分業することで、産地として漆器の生産をつづけてきました。

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